全英女子オープン2020放送総括!渋野日向子の激闘と視聴方法まとめ
2019年の歴史的快挙から1年、ディフェンディングチャンピオンとして渋野日向子選手が乗り込んだ「全英女子オープン2020(AIG女子オープン)」。世界中が未曾有の混乱に見舞われたコロナ禍のなか、異例の8月無観客開催となったスコットランドの名門コースには、深夜の日本からも熱い視線が注がれました。
地上波の中継枠に張り付き、スコットランド特有の吹き荒れる強風と格闘する選手たちの姿に息を呑んだゴルフファンは少なくありません。激闘から年月を経た今、当時の放送体制や熱狂の舞台裏、そして現在アーカイブやダイジェストで名勝負を振り返るための視聴ポイントを整理してお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2020年大会はテレビ朝日系列の地上波生中継、ゴルフネットワークの全ラウンド徹底生中継、各種ネット配信が連携した盤石の放送網で届けられた。
- 要点2:過酷を極めた名門ロイヤルトゥルーンGCの風雨に阻まれ、連覇を狙った渋野日向子選手は涙の予選落ちを喫するも、上田桃子選手が6位タイと意地を見せた。
- 要点3:世界ランク304位のソフィア・ポポフ選手が奇跡の下剋上優勝を達成した歴史的瞬間は、現在も公式YouTubeハイライトなどで追体験可能。
【地上波・CS・配信】全英女子オープン2020の放送日程と視聴体制
2020年8月20日から23日までの4日間にわたり開催された本大会は、大会名称が「AIG女子オープン」へと改称された節目の年でもありました。日本国内での注目度は極めて高く、全英女子オープン2020の放送日程に合わせて各メディアが総力を挙げた中継態勢を敷いていました。
生中継の主軸を担ったのは、長年トーナメントの興奮を伝えてきたテレビ朝日系列の地上波テレビ中継です。時差が約8時間あるスコットランドからの衛星生中継ということもあり、第3ラウンドおよび最終日の決勝ラウンドを中心に深夜から早朝にかけて特別編成が組まれました。深夜帯の生放送に加え、日中のダイジェスト放送など、ファンを寝不足にさせる濃密なタイムスケジュールが展開されたのです。
一方、第1ラウンドの第1組スタートから余すところなく現場の緊迫感を伝えたのが、CS放送のゴルフネットワークによる全英女子オープン完全生中継でした。4日間合計で30時間を超える長時間生中継を敢行し、現地解説者とともに刻々と変わる天候や風向き、リンクス特有の転がりを専門的な視点から詳細に掘り下げました。
さらに、スマートデバイスでの観戦需要に応える形で、全英女子オープン2020のネット配信も本格稼働しました。ゴルフネットワークプラス(GN+)でのサイマル配信に加え、テレビ朝日のゴルフ公式ポータルや動画配信プラットフォームでの注目組フィーチャードグループ配信など、多様なデバイスでリアルタイム観戦ができるマルチアングルな環境が整備された大会でもありました。
渋野日向子の連覇挑戦と難関ロイヤルトゥルーン|涙の結果速報
大会最大の焦点は、前年のウォーバーンGCで見せた「スマイルシンデレラ」の旋風を再び巻き起こせるか、渋野日向子の全英女子オープン2020における連覇の行方でした。しかし、彼女を待ち受けていたのは、英国屈指の難関リンクスとして恐れられるロイヤルトゥルーンでの全英女子オープンという過酷な試練でした。
海沿いから吹きつける最大風速15メートル以上の突風、雨が横殴りに打ち付けるタフなコンディション、そして一度捕まれば脱出に1打を要する深いポッティングバンカー群。前年のフラットな林間コースとは180度異なるリンクスの牙が、選手たちに容赦なく襲いかかりました。
大会初日、厳しい風の中でスコアメイクに苦しんだ渋野選手は「76」の5オーバーと出遅れる苦しい立ち上がりとなります。巻き返しを期した第2ラウンドでも、リンクス特有の重いターフと計算できない突風に最後までアジャストしきれず、バーディを奪えないまま「78」と崩れ、通算12オーバーで無念の予選落ちを喫しました。
ホールアウト直後のテレビインタビューで、悔しさを押し殺しながら大粒の涙をこぼした姿は、多くの視聴者の胸を締め付けました。全英女子オープン2020の結果速報がネット上を駆け巡った際、世界の頂点を極めた者が背負う重圧と、リンクスゴルフが持つ底知れぬ恐ろしさが改めて浮き彫りとなった瞬間でした。
下剋上のドラマ!シンデレラストーリーを完結させた2020年の優勝者
渋野選手の予選落ちという衝撃の一方で、大会史上に残る感動的なドラマを紡ぎ出したのが、全英女子オープン2020の優勝者となったドイツのソフィア・ポポフ選手です。当時、彼女の世界ランキングは304位。米女子ツアーのフルシード権すら持たず、直前には友人のキャディを務めていたほどの無名選手でした。
過酷な難コースとして名高いロイヤルトゥルーンを、ポポフ選手は堅実なマネジメントと卓越したショートゲームで攻略。強豪たちがスコアを落とす中、堂々たるプレーを貫いて通算7アンダーまでスコアを伸ばし、メジャー初出場・初優勝という奇跡のシンデレラストーリーを完結させたのです。数々の難病やツアー撤退の危機を乗り越えて掴み取ったこの栄冠は、世界中のゴルフメディアから最大級の賛辞を浴びました。
また、日本勢の意地を見せたのがベテランの上田桃子選手でした。強風を低弾道で切り裂く見事なショットを連発し、最終日にはベストスコアとなる「67」を叩き出して通算1オーバー、単独6位タイという素晴らしいフィニッシュを飾りました。地上波の中継カメラが捉えた上田選手の気迫あふれる眼差しは、日本のゴルフファンに大きな勇気を与えました。
【激闘のハイライトや見逃し配信】名勝負を今すぐチェックする方法
リアルタイムでの熱狂が過ぎ去った現在でも、あの伝説的な激闘を見返したいというニーズは根強く存在します。地上波やCSで放送された当時の全英女子オープン2020の見逃し配信(アーカイブ配信)は、放映権の契約期間満了に伴い、主要な国内有料配信プラットフォームでのフルマッチ配信は終了しています。
しかし、ドラマチックな名場面を手軽に振り返る手段は今もしっかりと残されています。最もアクセスしやすいのが、R&A公式やLPGA公式がYouTube等で一般公開している全英女子オープン2020のハイライト動画です。各ラウンドの公式デイリーハイライトや、ソフィア・ポポフ選手の劇的なウィニングパット、さらには日本勢のナイスショット集が無料かつ高画質で視聴できます。
また、ゴルフネットワークの公式YouTubeチャンネルやゴルフ専門メディアのアーカイブ動画でも、当時の現地リポートや渋野日向子選手のインタビュー映像が一部公開されています。リンクスの激しい風の音、選手たちの張り詰めた表情、そして歓喜と悔しさが入り混じった表彰式の光景は、数分間のダイジェスト動画であっても鮮烈に蘇ります。
ロイヤルトゥルーンの洗礼が日本女子ゴルフ界に与えた進化の契機
2020年大会のロイヤルトゥルーンで味わった苦杯は、単なる一大会の敗北にとどまらず、日本女子ゴルフ界全体が「世界基準のタフさ」を再認識する決定的な転換点となりました。
ピンをダイレクトに狙う日本のトーナメントセッティングとは異なり、風を計算して手前から転がすクッションアプローチや、強風下でも球筋が吹き上がらない低スピンのスティンガーショット、硬いフェアウェイからの正確なコンタクトなど、リンクス特有の技術体系が不可欠であることを痛感させられたのです。
涙を流した渋野選手はその後、本格的なスイング改造に着手し、米ツアーへの完全参戦を決断。過酷なセッティングに耐えうる再現性とフィジカルを鍛え直す旅に出ました。2020年の悔恨が原動力となり、次世代の若手プロたちにも「どんなコース環境にも適応できるゴルフ」の重要性が深く浸透していった事実は、日本ゴルフ界における確かな財産となっています。
【全英女子オープン 2020 放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2020年の大会は地上波のテレビ朝日で何時から放送されていましたか?
A1:地上波テレビ朝日系列では、決勝ラウンドの第3ラウンドが深夜23時台から翌朝4時頃まで、最終日は深夜23時台から翌朝5時前後の優勝決定まで、深夜・早朝の特別枠で生中継されました。日中にはハイライト番組も編成され、連日手厚く中継されました。
Q2:全英女子オープン2020の渋野日向子選手と日本勢の最終結果はどうでしたか?
A2:前年覇者として挑んだ渋野日向子選手は通算12オーバーで惜しくも予選落ちとなりました。日本勢では上田桃子選手が最終日にチャージを見せて通算1オーバーの6位タイに入り、大会の日本勢最高位を記録しました。畑岡奈紗選手や野村敏京選手らも出場しましたが、上位争いには届きませんでした。
Q3:当時のフルマッチ中継やハイライト映像を現在視聴することは可能ですか?
A3:当時のテレビ生中継や見逃し配信サービスの提供期間はすでに終了していますが、R&A(全英ゴルフ協会)やLPGAの公式YouTubeチャンネルにて、公式ハイライト動画や優勝したソフィア・ポポフ選手のラウンドダイジェストが無料で視聴可能です。
まとめ:過酷なリンクスで刻まれた記憶と次代へのバトン
コロナ禍による混乱と無観客という異例の環境下で開催された全英女子オープン2020。過酷を極めたロイヤルトゥルーンの風雨、渋野日向子選手の涙、世界ランク304位ポポフ選手の奇跡の戴冠、そして上田桃子選手の意地と気迫は、テレビ朝日やゴルフネットワークの生中継を通じて深夜の日本列島へ克明に届けられました。
あの4日間に繰り広げられた苦闘と栄光は、今なお色褪せない名勝負として語り継がれています。世界の頂点を目指し続ける日本女子ゴルフの歩みを振り返る上で、2020年大会が遺した教訓と感動は、これからも語り継がれるべき貴重な道標であり続けるはずです。 (出典: 全英女子オープン 2020 放送(Yahoo!ニュース))